4月に始まった関西リーグ1部。全14試合が終わりました。残念ながら3連覇はならず、8勝6敗で、8チーム中3位に終わりました。

 響いたのは得点力不足です。総得点は、優勝した昨年が36だったのに対し、今年は23。ディフェンス陣が頑張って守ってくれていても、得点できなければ勝てません。ゴール前まで上がってくる選手が少なく、攻撃に厚みが足りなかったのは反省点です。

 良かった面もあります。8勝のうち、3勝は後半終了間際に決勝点を奪っての勝利でした。勝つためのねばりは見せられた一方で、リードされている試合を引き分けに持ち込む力は足りなかった。苦しい状況でふんばれるメンタルは磨かないといけません。

 目標であるJFL昇格には、11月の全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)で2位以内に入らなければなりません。地域CLに出場できるのは、全国9地域リーグの優勝チームと、10月14日から福井で行われる全国社会人選手権(全社)の上位3チーム、計12チームです。

 昨年はヴィアティン三重というチームが東海リーグ1部3位ながら、全社で3位、そして地域CLで2位にくい込み、JFL昇格を果たしました。関西リーグ3位だった僕らにも、チャンスはまだまだ残されています。

 全社まで1週間。個人のコンディションだけでなく、チームとして精神的に最高の状態で臨めるよう、しっかりコミュニケーションを取っていきたいと思います。残るキップは3枚。全員でこれをつかみ取ることだけを考えて、いざ福井!

写真=試合終了間際に決勝点を奪った9月2日の加古川戦のようなねばりと笑顔を福井でも!

★関西リーグ1部 9月の結果

第11週 ○1─0 バンディオンセ加古川
第12週 ○2─0 阪南大クラブ
第13週 ●1─3 関大FC2008
第14週 ●0─2 アミティエSC京都

(ニュース和歌山/2017年10月7日更新)