怖さ:3
池の妖怪
出没地域:紀南地域

 一つ目小僧や一つ目入道など、顔の中央に大きな目玉がどんとついている妖怪は多いが、和歌山に伝わる「一つ目」は少し違う。古池や沼、深い淵にすみ、人が来ると水の中でピカピカ光る。はじめは茶碗ぐらいの大きさで光っているが、見る見るうちに大きくなり、池いっぱいに広がって人を驚かす。上富田の「一つ目狸」も目を大きくさせて人を驚かせるが、そんな悪戯好きで一つ目の妖怪の正体は狸とされることが多い。しかし、池や沼にすむ狸はいない。さて、正体は?
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 妖怪をこよなく愛する和歌山市の漫画家、マエオカテツヤさんが毎週土曜日、妖しの世界に誘います。

(ニュース和歌山/2018年1月20日更新)