ホッとしました…。5月を振り返ると、この言葉がぴったりです。

 1つ目の〝ホッ〟は、関西リーグ1部、5月19日の関大FC2008戦、3試合目でようやく勝利できました。先月、この欄で書いた通り、4月の2試合はリードしながら追いつかれて引き分けで終えました。関大FC2008戦も2対0から1点差に詰め寄られましたが、これまでのようにあせって無理矢理ボールを奪いに行くのではなく、取りに行くのか、引いて守るのか、全員で共通認識を持って戦え、最後はもう1点奪って突き放せました。波に乗っていくきっかけになったはずです。

 もう1つの〝ホッ〟は、13日の天皇杯和歌山県予選決勝。サッカーは雨でも試合を行うスポーツですが、長いサッカー人生で一番とも言えるどしゃぶりで、大量の水が浮いたピッチはボールが転がらず、自分たちのサッカーができませんでした。そんな中でも延長の末、勝つことができ、胸をなで下ろしました。

 そして駒を進めた天皇杯1回戦。現在、JFL首位のHonda FCに勝てなかったのは素直に残念で、延長を含め120分間、体力が持たなかったのは課題です。ただ、シーズン当初からの課題を修正し、チームは良い状態になってきていると思います。この勢いを、リーグ戦4試合が行われる6月へ──。勝負の1ヵ月が始まります。

写真=公式戦6試合で5得点とゴール量産中の⑭中島健汰

 

─────5月の結果─────

【関西リーグ1部】
第3週 ○3─1 関大FC2008

【天皇杯】
県予選決勝 ○2─1 海南FC
本大会1回戦 ●2─3 Honda FC

 

─────6月の公式戦─────

【関西リーグ1部】
★第6週
 日時 17日㊐午後1時
 会場 橋本市運動公園
 相手 おこしやす京都SC

★第7週
 日時 23日㊏午後2時
 会場 紀三井寺公園陸上競技場
 相手 高砂ミネイロ

(ニュース和歌山/2018年6月2日更新)