昔遊びでおなじみのけん玉。最近は音楽に合わせて技を披露する大会が国内外で開かれ、人気が高まっています。西和佐小(和歌山市栗栖)5年B組の向井智哉先生(31)は、世界大会で優勝経験があり、地域でも教える「けん玉伝道師」。向井先生とクラスの子どもたちにけん玉の面白さを聞きました。

世代越え楽しめる

 向井先生は、世界で4回、日本で10回と、けん玉の大会を何度も優勝した〝けん玉の名人〟。先生になろうと勉強をしていた10年前、子どもたちとふれ合うために何か特技を持とうと始めたのがきっかけで、大学生だった当時、1日に10時間以上練習したそうです。

 先生になってからも学校で、子どもたちにけん玉を教えます。学校の外では日本けん玉協会和歌山県支部の代表として、地域のイベントで音楽に合わせて技を見せたり、公民館などで教室を開いたりしています。「場所を選ばず、だれでも楽しめるのがけん玉の良いところ。子どももお年寄りも知っていて、世代を越えた交流ができます」と魅力を語ります。

級や段を取る

 向井先生のクラスでは、先生が用意した30個のけん玉を自由に使えます。帰りの会で、子どもたちが見たい技を先生が見せてくれます。

 2人1組で完成させる技、腕の上で玉を転がす技など、先生を真似て練習する子どもたち。認定指導員の資格を持つ先生のテストを受ければ、級や段を取ることができます。3級の大塚優心くんは「玉がけん先に入った時が気持ち良い。もっと技を覚えて準初段を取りたい」と笑顔。小2の誕生日にけん玉をもらって始めた横谷遼くんは「玉を持ってけん先を穴に入れる『一回転飛行機』をできるようになりたい」と練習に励みます。

 向井先生は「コツはひざを使って全身で玉を受けること。玉の上げ方や乗せ方など工夫をすれば技は3万種類以上あります。集中力がつき、技の成功を重ねることで自信にもつながります」。

 

【日本けん玉協会和歌山県支部】

練習は月4回。土曜午後6時か6時半から
会場は木ノ本支所か河西コミュニティセンター
向井さん(demasitakimasita@yahoo.co.jp)

 

けん玉トリビア

①けん玉はフランスで誕生!?
 世界各地にけん玉はあり、一番古い資料は約500年前、フランスの王様が遊んでいたという記録です。

②最南端のけん玉協会支部は南極!?
 南極の昭和基地で調査する観測隊は出発前にけん玉を習います。隊員さんでつくる「けん玉部」があります。

 

(ニュース和歌山/2018年6月13日更新)