和歌山県議会議事堂を公園前の電車線路がカーブするところから見ています。濱口梧陵の銅像が立っています。

 明治三十一年に竣工した県議会議事堂は、昭和十六年には美園町に、同三十七年には根来寺境内に移築され、一乗閣として親しまれました。

 更に「道の駅ねごろ歴史の丘」隣に移築の際には建築当初の姿に復元され、国指定重要文化財となりました。四度目の場所でようやく安住の地を得たというところでしょうか。

(古書肆紀国堂=和歌山市築港1─11、073・499・8039=店主の溝端佳則さんのコレクションを紹介します)

(ニュース和歌山/2018年7月14日更新)