明治二十二(一八八九)年四月、和歌山尋常中学校は「校舎狭隘(きょうあい)にして、不便」との理由で岡山から旧西の丸に移転となりました。

 校門の看板には和歌山縣第一尋常中学校とあります。これは明治二十九年四月に校名変更され、さらに同三十二年四月には第一中学校と改称されました。この写真はその間の三年間に撮影されたことになります。

 こののち、大正四年四月に現在地の豊原町(吹上)に移転し、跡地は和歌山市役所として活用されました。

 (古書肆紀国堂=和歌山市築港1─11=店主の溝端佳則さんのコレクションを紹介します)

(ニュース和歌山/2018年10月13日更新)