〝3〟に〝1〟がサンドされているきょう3月13日は「サンドイッチデー」。県庁前交差点近くと近鉄百貨店和歌山店地下に店を構えるビクトリーは、手作りにこだわり、手間を惜しまない素朴な味、パンからあふれそうなたっぷりの具材で幅広い年代の人気を集める。その味を守る松尾武浩社長(45)に思いを聞いた。

手作りにこだわり

──ロースカツにツナエッグ、カクテルフルーツ…。豊富なメニューに目移りしてしまいます。

 「看板商品のタマゴサンドは、標高870㍍、空気のきれいな生石高原で、ストレスなく放し飼いされた鶏のたまごのみを使っています。これを毎朝ゆでて、粗めにほぐし、企業秘密のスパイスを加えたマヨネーズをまぜて、パンにたっぷりはさみます。粗めにするのは白身の食感を楽しんでほしいから。たまごの味わいを堪能してもらえるよう、マヨネーズは量を最小限にしています」

──イチゴフレッシュは赤い色が鮮やかです。

 「今の季節は貴志川産のさちのか、それも等級で最高の〝赤秀〟のみ使います。酸味と甘みのバランスが最高で、甘みを抑えたクリームと一緒にはさんでいます」

──材料にこだわっているんですね。

 「キウイは生石高原、みかんやブルーベリーは有田で、他の食材も毎日、市場へ足を運んで仕入れます。材料だけでなく、とにかく手作りを大事にしており、はさむポテトサラダは早朝からじゃがいもをゆでて一つずつ手でむき、裏ごしして…と、手間を惜しみません」

ジュースも自社で

──開店のきっかけは。

 「高校卒業後、調理師の専門学校に通い、茶懐石や和食などの店で修業しました。そんな中、全国展開するサンドイッチ店に勤めました。世界中の様々な食材をはさんで一つの商品にできる点に可能性と魅力を感じ、そのチェーン店のフランチャイズ店として1998年に独立。そのころも本部から指定された食材だけではなく、生石高原のたまごをはじめ、自分の舌で選んだものを使ったり、独自で新商品を出したり。生キャベツにカレーソースをかけたホットドッグは全国のメニューに採用されました」

──当時からこだわりが深かったんですね。

 「チェーン展開していた本部はその後、民事再生法を申請。私自身、個人でサンドイッチ店を続けるにあたり、すでにお客様に浸透していたビクトリーという店名を継続しました。店を持って21年。有田みかんとあら川の桃を使い、サンドイッチに合うジュースも自社開発し、人気商品となっています。今後も手作りの味を守って届ける一方、新商品を定期的に出し、新しいときめきや感動をパンにはさんで提供してゆきたいですね」

【ビクトリー県庁前店】
和歌山市雑賀屋町東ノ丁62
9:00〜20:00
(売り切れ次第終了)
定休日なし(年末年始のみ)
☎073-431-1920
※和歌山近鉄店は近鉄百貨店の休業日、営業時間に準ずる

(ニュース和歌山/2019年3月13日更新)