raku◆外 科

楽クリニック 藤田  定則院長

A.  下肢静脈瘤は、静脈内の血管の弁が壊れたことが原因で発症する病気です。比較的女性の患者さんが多く、足のだるさ、こむら返り、かゆみ、皮膚の乾燥、皮膚の黒ずみなどの症状に悩まれています。とくに皮膚にかゆみやシミ、発赤、色素沈着、硬くなるなどの症状が出てきたら進行している状態です。

 根本的な治療は手術です。20年ほど前は、術後数日間はベッドで安静にし、7日目に抜糸、10日〜14日目に退院が普通でした。ところが、治療法が日進月歩で進化し、それに伴い、入院期間が大幅に短縮されてきました。近年、下肢静脈瘤の専門施設であれば、日帰りで手術ができるようになりました。数日後に術後の診察を受けなければなりませんが、入院は不要です。

 手術後は歩いて帰宅でき、自宅でゆっくり夕食をとっていただけます。入浴は翌日から可能です。また、車の運転や仕事も翌日から可能です。自転車や肉体労働、走ったりするようなスポーツも、体の調子に合わせて行っていただけます。  ただし当院では、一人暮らしの方や、下肢静脈瘤以外に重い疾患のある方には、例外として1泊入院を勧めています。  気になる方は、一度医療機関での診察をお勧めします。

(ニュース和歌山2015年1月24日号掲載)