人通りが多くて雑賀橋は見えません。この紙面では確認できないかもしれませんが、雑賀橋の親柱がわずかに写っています。

 左手奥に昭和三年に開業した帝国座が見えています。右手の松竹座前には自転車がたくさん置かれ、松竹キネマの幟(のぼり)は『終列車の女』『気取った花嫁』の広告です。

 左側の建物は演劇や寄席場の遊楽座です。屋根には芝居櫓が乗っています。元津田書店前付近からの撮影です。

(古書肆紀国堂=和歌山市築港1─11、073・499・8039=店主の溝端佳則さんのコレクションを紹介します)

 

 

 

 

 

 

 

(ニュース和歌山/2017年12月9日更新)