『びっくり まつぼっくり』
文・多田多恵子 絵・堀川理万子（福音館書店）
まつぼっくりが実る季節になりましたね。見つけると、つい拾ってしまいますねぇ。今日は、まつぼっくりの秘密がわかる科学絵本。
まつぼっくりを拾った男の子、公園の手すりに並べて帰りました。次の日は雨。公園のまつぼっくりは濡れて小さくしぼんで、しょんぼりまつぼっくりになっていました。翌朝見ると、まつぼっくりは乾いて、はりきりまつぼっくりに戻っています。
濡れるとしぼみ、乾くと開くまつぼっくり。びっくりですねぇ。絵本には、この習性を利用した手品も紹介されていますよ。瓶に詰められたまつぼっくり。瓶を逆さにしても落ちません。どうやって瓶に入れた？ それは絵本を読んでのお楽しみ！
（和歌山市民図書館司書 額田美那子）
（2016年11月９日号掲載）
