童話作家 太田甲子太郎さん
川柳集『悪魔の正月』出版
  
本を手にする太田甲太郎さん 和歌山市中之島の童話作家、太田甲子太郎さん(54)が初の川柳集『悪魔の正月』を独祭文庫から出版した。
 太田さんは36歳の時、「五・七・五の中で言葉を縮めて表現することが、文章を書く上でも勉強になるだろう」と初めて川柳を作り、雑誌に投稿。以来、結社に属さず、自己流で続けてきた。
 初めて出した川柳集は、「言霊の幸ふ国」「温故知新」「にんげんスケッチ」など18章で構成。時事問題を風刺した作品や、日常生活の一コマを詠んだものなど1318作品を収録した。中でも「秀吉はミイラを服用したらしい」「華岡青洲は日本の華陀になろうと」など、有名人、偉人の逸話やエピソードを盛り込んだ作品が特徴。
 「タイトルの『悪魔の正月』は“戦争”の意。悪魔にとってめでたいことと言えば、人が死ぬこと=戦争です」と太田さん。「大きなテーマが反戦。川柳集を通し、戦争はいけないことだと改めて感じてほしい」と話している。
 290ページ。1000円。宮井平安堂本店で取り扱っている。問い合わせは太田さん(073・431・6888)。

写真=本を手にする太田甲太郎さん)