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みんなで手作り 万葉集
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郷土愛育むきっかけに
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雑賀小6年2組
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| 和歌の浦 どれだけの人が 見ただろう どれだけの人が 見とれただろうーー。和歌山市立雑賀小学校6年2組の33人が総合的な学習の時間に、万葉人にならって片男波で短歌を詠んだ。景色を見ての素直な感動が込められた力作ぞろいで、10月12日(土)から同市和歌浦南の片男波公園万葉館で展示される。子どもたちは「一生懸命作った歌。和歌浦の良いところが分かると思うので、ぜひ見に来てください」と呼びかけている。 |
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雑賀小6年2組の総合学習は「おもいっきり、歴史」がテーマで、社会科の歴史とは別に、地域の歴史を題材に学んでいる。まず、身近で歴史を感じられる場所を探すところからスタート。校舎屋上から市内を見渡し、和歌山城や養翠園、矢の宮神社などを発見、このうち片男波を5月に訪れた。
その後、学習を進める中で、万葉館に万葉集に関する展示があったことから、小川大輔くんが「6ー2万葉集を作ろう」と提案。再度、現地へ足を運び、「山部赤人に負けない歌を」とそれぞれ短歌を詠んだ。6月には短歌に磨きをかけようと、以前、星林高校で国語を教えていた県教育企画課の岸田正幸さんをゲストティーチャーに招待。「素直な実感を大事にしながら、感動を相手に伝えるために、言葉を大事にしよう」とアドバイスを受けた。
推敲を重ね、「6ー2万葉集」が完成したのが7月。「妹背山小さいけれど威厳あり男らしくてぼくのあこがれ」「片男波波押し寄せて波が引くころがる貝が歴史のごとく」「片男波かがやく海がうかんでる雲一つない空と競いて」など力作がそろった。
子どもたちの取り組みを応援してきた担任の山東真紀子教諭は、「春に遠足で紀伊風土記の丘を訪れた際にも俳句や短歌を作りましたが、その時は言葉が直せつ的で、『疲れた』『のどが渇いた』などが多かった。今回は見たままでなく、万葉の時代から愛されている場所だという思いが込められているのではないでしょうか」。さらに、「短歌作りを通じ、郷土に対する誇りが芽生えつつあるようです」と喜ぶ。
家や学校に近い場所ながら、今まで知らなかった和歌浦の魅力に触れることができた子どもたち。及川正之くんは「歴史がいっぱいある和歌浦が好きになった」とにっこり。冒頭の歌を詠んだ平岡稜太くんは「ぼくも和歌の浦を見て、万葉人の気持ちになれた」。また、「かがやきの海が広がる若の浦心とりこにさせる景色よ」と詠んだ竹内恵美さんは「昔の人も和歌浦の景色に見とれただろうな」と思いをはせる。
6ー2万葉集は当初、参観日に校内で掲示しようと考えていたが、学習のため訪れた万葉館に展示されることになった。「みんなの短歌を見ると、片男波の歴史や良いところが分かるから、ぜひ来て下さい」と朝倉理加さん。平松稜子さんは「他府県の人に見てもらい、歴史的なところが多い和歌浦を知ってほしい」と期待を寄せる。
展示会は12月1日(日)まで。時間は午前9時から午後5時まで。月曜休館(祝日の場合は翌火曜)。入場料は大人260円、高大生150円、小中生100円、65歳以上は無料。問い合わせは万葉館(073・446・5553)。
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