和歌山公園動物園から小学校へ
バリケン飼ってみませんか
「命の大切さ知って欲しい」
         
赤い顔が特徴のバリケン 和歌山公園動物園は小学校で飼ってもらおうと、同園で飼育しているカモの一種「バリケン」の提供を始めた。ニワトリより大柄でユニークな表情の鳥で、これまで智辯学園和歌山小学校(和歌山市冬野)に2羽贈り、子供たちに親しまれている。同園は「ニワトリと飼い方は変わらず、病気にも強いので、ぜひ学校で育ててあげて欲しい」と呼びかけている。

写真=赤い顔が特徴のバリケン)


         
智辯学園和歌山小学校で飼育しているバリケン 和歌山公園動物園は小学校で飼ってもらおうと、同園で飼育しているカモの一種「バリケン」の提供を始めた。ニワトリより大柄でユニークな表情の鳥で、これまで智辯弁学園和歌山小学校(和歌山市冬野)に2羽贈り、子供たちに親しまれている。同園は「ニワトリと飼い方は変わらず、病気にも強いので、ぜひ学校で育ててあげて欲しい」と呼びかけている。
 小学校で飼育する動物はウサギやニワトリが最も多いが、教員が知り合いから譲り受けているのが現状。和歌山公園動物園は「命を大切にするための教材に」「一般に目につく動物より、幅広く動物について知ってもらいたい」と、「水禽園」で飼育している鳥の中から病気に強いバリケンを学校に譲ることを決めた。
 バリケンは南アメリカ産のカモの一種。ノバリケンとも呼ばれるものが家畜化したもので日本にはほとどんいない。体調は約50センチから70センチ位まで成長しニワトリより大柄で、七面鳥にも似たユニークな表情が特徴。動物園飼育技師の土井恵さんは「繁殖力が強く、卵をかえすのがうまい。子どもたちでも増やすことができる。それにおだやかな鳥なので育てやすいと思う」と話している。現在、水禽園には18羽のバリケンがおり、飼いやすい性格のバリケンを選び譲ってゆく。
 最初に飼い始めたのは今春、開設したばかりの智辯学園和歌山小学校。飼育小屋に入れる動物が決まっていなかったことから、動物園が申し入れ、夏休み前からオスとメスのつがいを飼い始めた。
 まず、子どもたちに親しんでもらおうと名前を募集し、オスには「ハチ」、メスには「ガンコ」と名前を付けた。同小はまだ1年生しかいないため、飼育作業は教員らが担当しているが、「動物好きな子はちょくちょく様子をみていったりしています」と前川さやか教諭。昼休みにはバリケンを眺める児童も多いが、「まだ自分たちが世話していない分、動物園的な感じですが、いずれ掃除やエサやりを始め、愛情を育んでもらいたいです」と話している。
 和歌山公園動物園の獣医の寺尾文孝さんは「バリケンを育ててくれることが決まれば飼育方法をはじめフォローします。要望があれば、学校へ出向き子どもたちに生き物を大切にする気持ちについて話したい」と考えている。

写真=智辯学園和歌山小学校で飼育しているバリケン)