県内の大学附属図書館や公立図書館の蔵書をインターネットで検索できる「和歌山地域コンソーシアム図書館」がスタートして10月1日で丸1年。8月までに1万4000件を超えるアクセスがあった。関係者は「和歌山県に1つの大きな書庫があるイメージ。便利なツールがあることを多くの人に知ってもらい、生涯学習などに生かしてもらえれば」と呼びかけている。
コンソーシアム図書館は、県内の国公私立大学の図書館や公立図書館で組織する和歌山地域図書館協議会が運営。南北に長い和歌山県だが、大学など高等教育機関が北部に偏っていることから、「南部の人にもサービスを提供できるように」と昨年10月1に開設した。
サービスはホームページによる県内図書館の蔵書情報提供が1つ。現在、和歌山大学附属図書館、県立医科大学附属図書館、近畿大学生物理工学部図書館、県立図書館、新宮市立図書館の5館の情報を検索できる。
もう1つは貸し出しサービス。利用カウンターを設けている最寄りの図書館や公民館で申請すれば届けてくれる(配送料1キロまで1300円)。8月までの貸し出し利用者は26人と少ないが、田辺や新宮、御坊など紀南で申し込み、和大附属図書館の蔵書を借りるケースが多く、「数自体は少ないが、全県に利用者がいる。一応の成果は出ている」と同協議会。
今後、県内全域の図書館、公民館をオンラインでつなぎ、インターネットで蔵書検索できるよう整備したい考え。また、カウンターは28の図書館や公民館にあるが、未設置の町村も28あることから、「空白町村の公民館や学校の図書コーナーにカウンターを設け、サービス網を整備したい」と話している。
コンソーシアム図書館のHPアドレスはhttp://www.lib.wakayama-u.ac.jp/renkei/con.html |