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「宗祇桜」を植える前田副住職
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紀三井寺に伝わる名水「吉祥水」を守る吉祥水保存会(小薮繁喜会長)が3月6日、和歌山市三葛の名草山にある吉祥水水くみ場で、室町時代の連歌師、飯尾宗祇没後500年を記念して桜の植樹を行った。
吉備町出身といわれる宗祇。歌の上達を願い、和歌の神様が祀られている玉津島神社(同市和歌浦中)にお百度参りをする際、吉祥水水源近くに庵を結んだと伝わる。紀伊国名所図会には、芭蕉が宗祇を訪ねているシーンが残されている。
記念植樹は、恒例の吉祥水感謝法要祭の一環として、宗祇とのゆかりを知り、水の恵みに感謝しようと保存会が企画。この日は小薮会長、山本敞自治会長を始め住民ら約50人が参加、紀三井寺の前田泰道副住職が法要を行うと、参加者は手を合わせて水の恵みに感謝した。この後、自治会のメンバーと前田副住職が、水くみ場や庵跡近くに「宗祇桜」と命名したソメイヨシノの苗木4本を植えた。
小薮会長は「名草山は大火事にみまわれたことがあり、以来、吉祥水の出が細くなった。水源近くに植樹したのは宗祇ゆかりの地の記念と、山火事が出ないようにと両方の意味を込めました。枯らさないよう、きちんと育ててゆきたい」と話していた。 |