地域経営研究所代表の山本好男さん=石泉閣は木造中心の建物で、収蔵物もすばらしい。市長の愛人疑惑や海外視察の件で、おかしな問題になっていますが、和歌浦振興の点から考えれば、建物を市が買い取って、市民の憩いの場、県外から来た人の心をいやす場所にして欲しい。あの辺りは景色がすばらしく、市は以前から新和歌浦の旅館跡を「ほうらい荘」としてお年寄りらの憩いの場にして利用しています。また、明治の末に完成し、夏目漱石ら多くの文人が通ったと言われ、近代文化財の価値がある素掘りのトンネルも残っています。これら現在あるものをうまく使っていけば、和歌浦振興に新しい開発は必要ないと思います。
和歌山市の会社員(25)=石泉閣で美術品を展示したり喫茶コーナーが整備されたところで、果たして和歌浦の活性化につながるほどパンチのある施設になるのか疑問で、巨額の税金を投資してまですることでないと思う。集客を図りたいなら、バーベキューやキャンプ場といった今はやりの自然のテーマパークを造り、海を生かしてマリンスポーツを取り入れるなど、若者にアピールできる施設を造る方がよい。それに、市長と石泉閣の所有者の愛人関係が本当なら、立場を踏まえた行動とは思えず猛烈に腹が立つ。また、いつも思うが事業の内容は新聞記事で知る程度なのが不満で、税金を使うのだからもっと市民に宣伝し、賛成を得てから進めてほしい。
和歌浦湾地域振興ビジョン策定にかかわった中西重裕さん=ビジョン策定に取り組んでいる最中の〇〇年夏に不老館が取り壊されました。確かに老朽化していましたが、それを再生し情報発信拠点とする方針で進んでいたのが急に覆され、当初計画が崩れてきています。石泉閣についても老朽化していましたが、離れから見る和歌浦湾は絶景です。建物、料理ともちゃんとしたものを出せるところで、その意味で価値はありました。しかし、当初の全体方針が崩れ、また、市が言うような迎賓館的な活用法であれば、ビジョン策定にかかわった者として使える中身ではないと考えます。もう一度、市議会の場で考え直して欲しいものです。
和歌浦を描く画家・堤慶さん=石泉閣を美術品の展示場にするには、あまり広い部屋もなく、ふさわしくないと思うので、なぜ選んだのか疑問が残るが、和歌浦に芸術関係の施設を集め、活性化を図っていこうという取り組みはいいと思う。なぜ、石泉閣かということには、市長の私的なことが絡んでいて、おそらく世論の方が正しいと思うし、これは裁判の成り行きをみていきたい。ただ、石泉閣だけがクローズアップされているが、和歌浦湾地域の振興策の全体像をみることも大事だと思う。
和歌山市の自営業者(34)=法律に触れていないならば、多少グレーな所があっても目をつぶってもいい。ただし、それは和歌山市や和歌浦の振興につながるという確実な見通しがあってのこと。もし、そうでないのならば許されることではない。和歌山市は石泉閣への支出に見合う将来の見通し、きっちりとした採算性を示して欲しい。和歌山に必要なのは確実な結果だ。悠長なことをしていると市は本当に廃れてしまう。
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