平均71歳のベテラン合奏団
老健施設で懐メロ演奏
懐メロを生演奏
お年寄りが慣れ親しんだ懐メロを生演奏。会場からは手拍子が
 平均年齢71歳の合奏団「ウイークディアンサンブル」(小川博之代表)が2月21日、和歌山市北ノ新地の老人保健施設、松寿苑を訪問。入所者45人に懐メロなど14曲を披露した。
 1997年に発足した同合奏団は、大阪、京都、兵庫、奈良に住むサラリーマンOBや子育てを終えた主婦ら計18人で構成。月2回のペースで近畿一円の老人ホームや福祉施設を慰問している。
 コンサートは『冬の夜』『母さんのうた』『浜辺の歌』といったなじみ深い曲でスタート。合間にはバイオリンやビオラ、オーボエなど楽器一つひとつの音色を楽しんでもらったり、「私は指揮者」と題し、お年寄りに指揮を体験してもらったり。この後、『高校三年生』『みかんの花咲く丘』『青い山脈』などを演奏し、1時間にわたるコンサートは幕を閉じた。
 日ごろはカラオケで音楽に親しんでいるお年寄りだが、生演奏を楽しむのは久々。音楽に合わせて手拍子したり、口ずさんだりする入所者を見て、松寿苑事務長の戸田暁さんは「みんなニコニコしながら聞いているのが、何よりうれしいですね」とにっこり。アンサンブルのリーダー武田篤二さんは「お年寄りが若かったころに聞いていた曲を聞くことで、若いころの感覚を取り戻し、元気になってもらいたい」と話していた。