NPO法人WACわかやまは映画「折り梅」鑑賞会を6月6日(木)、県民文化会館で開く。
舞台は名古屋市のベッドタウン豊明市。夫婦と2人の子どもの4人家族と、夫の母、政子が同居することになった。直後、突然激高したり、食べ物をぶちまけたりと政子に変調が。診察の結果は「アルツハイマー型痴呆症」。これをきっかけに家族は崩壊してゆく…。義母の変化にとまどいながら、どうかかわってゆくかを誠実に模索する嫁、巴に原田美枝子。痴呆症により自分を失うことへの恐怖から、巴にいらだちをぶつける政子を吉行和子が演じている。出演はこのほか、トミーズ雅、金井克子ら。監督はアメリカ人の夫とアルツハイマーに冒された妻の絆を描いた「ユキエ」で高評価を得た松井久子。
豊明市の主婦、小菅もと子さんの介護日誌「忘れても幸せ」を映画化。原作に和歌山は描かれていないが、老木になっても美しい花を咲かせる梅と痴呆症の老人を重ね、家族のあり方を描いていることから、義母の出身地を南部に設定。南部町と南部川村でも撮影した。松井監督は「人が老いて戻るのは一番幸せだったころであり、この映画では梅に彩られた和歌山。短いけれど、印象的な場面です」とコメントしている。
上映は午前10時、午後1時半、6時半の3回。各回とも松井監督のトークがあり、作品への思いやエピソードを話す。前売り1,200円、当日1,500円。県文、宮井平安堂で取り扱っている。問い合わせはWACわかやま(073・427・3052、平日午前10時〜午後4時)。
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