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前岡正男氏
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山下大輔氏
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来年1月の任期満了に伴い実施される和歌山市長選に、現職市議の山下大輔氏(34)と元市職員の前岡正男氏(45)が相次ぎ立候補を表明した。2人とも無所属で立つ方針。
山下氏は「和歌山市はいま危機的な状況にある。市議として3年間、自分なりに市政を見てきて、このままじゃいかんとの思いを強くした。大きな可能性があると確信できる和歌山市を、心から誇れる街に変える」ときっぱり。
また、和歌山が関西圏でどんな役割を果たせるかを念頭に、長所を伸ばす方法として「海」を強調。「海は戦略的な資源になりうる。医療面を例にとると、これからは予防治療が重要視される。海沿いのホテル、旅館を保養・療養施設に転換することで、新たな魅力を生み出すことができる」。このほか、民間からエキスパートを登用すること、また、市長は3選を限度とすることなどを訴えている。
一方、前岡氏は17年間の市職員経験を通して、「旅田卓宗市長の行政運営の無計画、無責任さ、市民無視の姿勢を実感した」。「信頼と協働の和歌山市へ」の理念のもと、市民に知恵を出すだけでなく、一緒に体を使い汗を流すことを求めながら、「誇りのもてる美しい街を育てること」を目標に掲げる。特に、総合的な環境対策やバリアフリー、防災対策などを重点的に進める。
また、和歌山市の財政が危機的な状況にあることから、緊急課題に財政再建を掲げ、「市税徴収率のアップ、人件費抑制、既存事業の廃止や見直しを行い4年間で再建する」と明言。さらに、民間から経験者の登用や、ガラス張りの市政を強調している。
2人とも、公立創造大学や石泉閣、JR和歌山駅前の地下工事などを例にとり、「旅田市長は思いつきのトップダウンで予算を配分する場当たり的な市政運営をしてきた」と批判するなど目標とする点が近いことから、「時期をみて調整することが望ましい」との見解を示している。
▽山下大輔氏=桐蔭高校、法政大学を経て、1992年から和歌山市役所。観光課、広報公聴課ほかに勤務。98年12月に退職し、翌99年4月から和歌山市議。2001年から同志社大学大学院で総合政策科学研究科研究生。全国若手市議会議員の会・関西ブロック監査役。
▽前岡正男氏=創価高校、東京大学を経て、1985年から和歌山市役所。下水道管理課、高齢者福祉課、財政課ほかに勤務。91年から2年間、アメリカのジョージア工科大学大学院で都市計画を学ぶ。2002年3月に退職し、現在、和歌山都市行政研究会代表。 |