県、和歌山市、和歌山大学前駅周辺土地区画整理組合は4月10日、南海電鉄に新駅設置の概略設計を委託した。事業を主に進めてきた同組合の中心となる西日本ニュータウン開発の親会社、日本リースが1998年に会社更生法の適用申請したことで、計画は凍結を余儀なくされてきたが、再び計画が動き 出すことになった。県は「概略設計には建設費の算出も含まれている。検討材料にしたい」と話している。
和大新駅構想は和大が和歌山市栄谷に移転する前の1984年に浮上。和大、知事、市長が南海電鉄に設置を申し入れたが、大学周辺の傾斜などが課題となり、同電鉄が了承しなかった。98年に駅の位置を見直し、計画が再浮上したが、日本リースが会社更生法を適用申請したことで、スポンサーが空席に。計画はとん挫していた。
しかい、その後、日本リースの更正計画が決定し、和歌山市内の建設業者が日本リース所有の土地を買い取り、和歌山大学前駅周辺土地区画整理組合の事実上の主体となったことで、再び計画に着手。県、市とともに、南海電鉄に対して駅の設計や建設費用などの計画を来年2月末までの期限付きで委託した。
新駅の予定地は和大西側の三笠池北側で、南海本線と国道26号に挟まれた区域。概略設計が完成した後は、新駅の区画整理の事業の認可と並行して設置に必要な費用の調整を行う。同組合は「駅は公共施設なので国などの補助が必要。駅の設定の着手、着工に結びつけたい」と話している。
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