海南市日方の作詞家、箸尾昭さん(61)が若い人に献血への協力を呼びかるテーマソング『愛のリング』を作った。献血ルームなどで曲を流し、協力を呼びかける予定で、箸尾さんは「献血が人の命を救うとの思いを込めた」と話している。
1998年に年間約5万2000人あった県内の献血者数は昨年は4万5000人と大幅に減少。うち16歳から19歳までの十代は他の年代より少なく若者の献血離れが懸念されている。
箸尾さんは若いころから3カ月に1回は献血に協力。約30年前に母親がガンになり、多くの輸血を受けた経験から献血の大切さを実感している。しかし、3年前に痛風にかかって薬を服用し始めたたため、献血が不可能になった。
そこで、「音楽で献血運動に協力しよう」と曲づくりを思いつき、県赤十字血液センターに打診、了承された。
『愛のリング』は詞は箸尾さん、曲は作曲家の切磨川恒さんが担当。「リング」は「みんなで愛の輪をつくろう」との思いを込め、「未来への リング つくろう 世代の垣根を越えて広がれ 愛のリング」と人間のつながりを強調している。
現在、歌を担当する和歌山市の西本里絵子さん(21)が録音に向けレッスン中。6月中に録音を終え、献血ルームや移動採血車で曲を流して献血運動を盛り上げる。
箸尾さんは「さわやかな曲にしあがっているので、いろんなイベントで発表し、少しでも協力したい」。また、県赤十字血液センターの大野富生・渉外課長は「ポップス調で若い人に喜んでもらえるはず。曲を聴いて献血に目を向けてもらいたい」と話している。
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