| 夏・冬休みも授業!? |
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6高校が長期休暇短縮
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進学対策の時間確保も
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夏休み、冬休みにも授業!? 県教委が今年から長期休暇の弾力運用を認めたことで、6県立高校が休み期間の一部短縮を決めた。県教委は単なる授業の補完でなく、職業体験のインターンシップや総合学習の時間への活用を想定していたが、短縮を希望した6校は日数のほとんどを普通授業にあてる。4月から完全週5日制に移行したことで、授業時間を少しでも多く確保するため、夏休み、冬休みが短くなる。
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長期の休みは県教委によって期間が定められ原則として変更できなかったが、今年から「特色ある学校づくり」の一環として、各学校が「教育上必要がある」と認めた場合に弾力運用を可能にした。県学校教育課は「長期休業期間を各学校の裁量に委ねるのは全国的にも珍しい」と説明。ただし、目的は「本来の授業時間を確保するためでなく、生徒ニーズに応じるため」とし、単に授業時間の補完とすることは否定した。さらに、弾力運用の期間を10日程度とする目安も出した。
これに名乗りを上げたのは、向陽、桐蔭、星林(各和歌山市)、那賀(岩出町)、田辺(田辺市)、古座(古座町)の6高校。ほかに、盲、ろう、養護学校の10校1分校が水泳や体験学習、夏祭りのために2日から10日程度短縮する。
県立高校の中で、いち早く短縮を打ち出した向陽高校は、その理由を「進学対策を前提とした授業時間確保」と明言する。木本毅校長は「本校は99%の生徒が進学を希望する中、子どもたちのニーズに応えるのも学校の役割。学習指導要領に定められた内容を消化するためでなく、受験に向けた高度な授業をする」ときっぱり。
同校は第2土曜が休みになった1992年に2学期制を導入。翌年には1時限を65分とし、第2・4土曜が休みとなった95年からは70分授業に切り替えるなど、減少する授業時間をそのつど補ってきた。今年は春休みを1日短縮したのを皮切りに、夏休みを5日、冬休みを4日短くして10日間確保した。
さらに、昨年は秋以降に実施していた進学希望者対象の補習を5月から、土曜日にOBが在校生の勉強をみるテューター制度を6月から始めた。木本校長は「公立高校でも私学に負けないだけの進学サポートができる1例となりたい」。
桐蔭高校も「第2・4土曜が休みのころより、年18日前後授業日が減る。その分をできるだけ確保したい」と夏休み5日、冬休み4日の計9日短縮を決めた。田辺芳昭教頭は「来年から学区制が外れるため、うちで学びたい生徒が増えると予想しています。そんなニーズに応えたい」と話す。
同校も92年から2学期制を導入。翌年から1時限65分として、授業時間を確保してきた。今年から土曜日に自習室開放を始め、教員が交替で指導に当たっているが、生徒が150人ほど来ることもある。
さらに、桐蔭、向陽とも、夏休みの補習はもちろん、合宿補習も実施している。希望者が対象だが、実質的な夏休みはさらに短くなる。
既に2学期制を採用している那賀高校は、冬休みを5日短縮する。西克子教頭は「ねらいはゆとりをもって勉強できる環境づくり。必ずしも進学だけを考えるのではなく、各種行事と勉強の両立をはかるのも学校生活にとって大切」。今年、冬休みだけを短縮したのは、「実は校舎の耐震工事の関係で今年は夏休みを短縮できませんでした。来年以降の課題となるでしょう」。
一方、3年前から生徒のインターンシップに取り組んでいる和歌山工業高校は、11月に実施していたインターンシップを一部、夏休み中に実施することを決定。今年は電気、電子機械、機械の3学科が7月23日から3日間、生徒をノーリツ鋼機や島精機製作所などに預ける。
阿波利幸教頭は「夏休みにインターンシップを実施するため、実質的に短縮になります。ただ、従来通り11月に実施する科もあり、受け入れ先の都合もありますから、全校一斉に休みを短縮し、それに当てるのは無理」と実情を訴える。
インターンシップや体験学習を重視する学校は、一斉導入が難しいとの理由で弾力運用を見送った。そのため受験対策に時間の確保を掲げる学校が目につく結果となった。長期休暇短縮は他校や小中学校に波及してゆくのか、注目される。 |
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