ニッケンスクール高典塾
日本一強いチームに
全日本拳法団体選手権で初V
         
高典塾のメンバー NPO法人日本拳法協会主催の「2002年度全日本拳法団体選手権大会」が5月26日、東京で開かれ、和歌山市西小二里のニッケンスクール高典塾が念願の初優勝を果たした。総監督の浦口高典さんは「1988年に道場を開き、日本一強いチームをつくりたいと頑張ってきた。来年以降も優勝できるよう、一層力を蓄えてゆきたい」と喜んでいる。

写真=初の日本一に輝いた高典塾のメンバー)


         
 頂点に輝いたメンバーは、篠田隆矢選手(27)、田辺万規選手(30)、木村隆選手(30)、牧英彦選手(26)、祖父江正樹選手(26)、玉置圭次郎選手(17)、田中久智選手(25)の7人。試合には5人が出場し、勝ち数を競う。
 1回戦不戦勝の高典塾は2回戦から登場。黒帯選手がそろう日本大学国際学部を相手に、「初戦で負けてしまうかも…」(田辺選手)との思いもよぎったが、祖父江選手、玉置選手、田中選手の10代、20代勢が見事勝利。若手の活躍で勢いに乗り、初戦を5ー0で制した。
 続く北海道選抜との準決勝も全勝で、3年連続決勝の舞台へ。昨年3位の静岡拳武会との戦いは、先鋒の玉置選手が敗れる苦しい展開となったが、この後盛り返し、トータル2勝1敗2分けで勝利を収めた。
 高典塾は95年から同大会に挑戦しているが、最初の4年間は20戦19敗1分けと全く歯が立たなかった。しかし、99年に3位入賞、00年、01年は準優勝と着実に力を付けていた。
 初優勝を果たした浦口総監督は「昨年以上に稽古に励んだ成果」とにっこり。8年連続で出場している田辺選手は「最初の4年は『全国のレベルはこんなに高いのか…』と思い知らされましたが、これまで1つずつ積み上げてきた成果。順調に伸びている若手に、強い高典塾を引っ張っていってもらいたい」。
 期待を集める若手も「夢がかなった。来年も優勝チームとして恥ずかしくない試合をしたい」(田中選手)、「来年もぜひ出場し、優勝したい」(祖父江選手)と話している。
     
めざすは高校王者
期待のホープ 玉置選手
      
 玉置選手浦口総監督が「うちのポイントゲッター」と挙げたのが和歌山東高校2年の玉置選手。社会人、大学生が集う今大会で唯一の高校生だ。
 2回戦、準決勝とチームに勢いをもたらす貴重な1勝を収める活躍。決勝では昨年の全日本拳法体重別選手権重量級の優勝者、勝又則雄選手に敗れたものの、相打ち2回など一歩も引かない積極的な戦いを繰り広げた。
 「緊張したが、自分のできることをやろう、相手の胸を借りる気持ちで戦おうと考えてました」と玉置選手。次の目標は、昨年、1年生ながら3位入賞を果たした全日本拳法高校生選手権大会で、「今年は優勝したい」と意気込んでいる。

写真=社会人相手に堂々と戦う玉置選手)