和歌山市立貴志南小学校(和歌山市中野、長田浩子校長)で6月18日、大阪食糧事務所和歌山事務所が米をテーマにした「出前授業」を開き、3年生77人が講師の話に熱心に耳を傾けた。
出前授業は同事務所が2年前から、子どもたちの米に関する知識を深めてもらい自然や健康について考えてもらおうと取り組んでいる。
今回は「お米ができるまで」と題し、同事務所地域課の薮内達也係長が米の育つまでを話した。まず、花と米のタネの違いを説明。スライドを見ながら、もみを数日間、水につけ、わずかに芽を出した種もみにし、苗に育て上げてから田に植える過程を解説した。また、イネがかかる病気や害虫の影響、意外に知られていない稲の花について語った。
この後、同事務所が採集した水田や小川にすむ生物がずらりと並ぶと、子どもたちは大はしゃぎ。ザリガニや、アカハライモリ、カブトエビなどを実際に手にとって観察した。
カブトエビを手にしていた3年1組の坂本あずささんは「全然平気。かわいい」とにっこり。また、イモリを腕にはわせていた尾野勇人くんは「普段は捕まえようとしていつも逃げられる。今日はつかめてラッキー」と話していた。
同事務所は今後も学校の求めに応じ、「出前授業」を開く予定。消費改善課の田中茂課長補佐は「世界の米の多様さや田が生態系で果たしている役割を知ってもらい、米や食糧に関心を持ってもらいたい」と話している。
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