和歌山放送が昨年8月、「原爆12・7月29日」をテーマに放送した「とことんワイドむつろうのラジオniおまかせ」が放送批評懇談会が実施している第39回ギャラクシー賞に決まった。前年度に続く連続受賞で、通算6度目。
番組は、原爆忌を前にリスナーから「父親が生前集めた音のテープに、原爆にかかわる音が収録されている。調べてほしい」との電話でスタート。
これを元に、有田市に投下された模擬原爆の事実の掘り起こしと、破片探しを実施。その結果、有田市へは広島原爆と大きさ、形ともまったく同じでTNT火薬が詰め込まれた模擬原爆が7月29日に落とされていたことが分かった。また、米軍の作戦番号は「29」で、次の「13」が広島への原爆と判明した。
さらに、有田市へ投下される1週間前に静岡の焼津市に同様の模擬原爆が落とされており、その破片を持つ焼津市民から、電話ごしに破片の音を聞かせてもらった。また、リスナーからは「本物の原爆が和歌山に落ちていたかも知れない。和歌山の人はもっと原爆に関心を持つべき」との声が寄せられた。
審査会は「電話、ラジオカーを駆使し聴取者の参加を促しながら、ワンテーマを徹底的に追跡取材し見事に達成した」と評価。岩田隆清ディレクターは「番組は3月で終わりましたが、知らないネタを掘り起こすのはワクワクする。認められ嬉しい」と喜んでいた。
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