「もう1度、学校に通いたい」
心臓移植待つ竹井俊隆さん
守る会 9千万円目標に募金活動
心臓病で入院中の竹井俊隆さん(18、和歌山市鳴神)を応援しようと、知人、友人らが「としたか君を守る会」(菅原勝太郎代表)を立ち上げ、募金活動を展開している。俊隆さんは現在、補助人工心臓を装着し、アメリカでの心臓移植手術を待っているが、渡航費、手術費など約9千万円が必要。同会は「個人ではとても用意できない額。みなさんの協力をお願いしたい」と募金を呼びかけている。
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=アメリカでの心臓移植手術を待つ竹井俊隆さん)
国立循環器病センター(大阪府吹田市)に入院中の俊隆さんは、県立青陵高校に入学した1999年春、心電図で異常が認められ、病院で検査を受けたところ、「突発性拡張型心筋症」と診断された。国内で内科的治療を受けたが改善せず、昨年5月、補助人工心臓を装着した。
現在も集中治療を受けているが、今の状態では補助人工心臓は外せず、血栓や感染による危険もあることから、一刻も早い心臓移植が必要。日本臓器移植ネットワークに登録しているものの、国内では早期の移植は期待できず、海外での手術を決意した。
受け入れ先はアメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校付属病院に決まっているが、予約金として約4千万円、手術費、渡航費、滞在費など総額で約9千万円が必要。「個人ではどうにもならない」と今年2月、俊隆さんの父正典さんの友人や青陵高校の教師ら32人が「としたか君を守る会」を発足させた。
会では、5月10日に和歌山市民会館でチャリティーコンサートを開催。和歌山、大阪はもとより、遠くは新宮や名古屋から500人を超える人が来場した。14日からは街頭募金を開始。毎週火曜の朝夕、JR和歌山駅前に立っているほか、各種イベント会場に出向き、協力を呼びかけている。また、開設しているホームページ(
http://members.goo.ne.jp/home/tositaka2002
)には多数の応援メッセージが寄せられているほか、ホームページにリンクする形で協力を申し出る人も多い。
振込での募金も北は北海道、南は鹿児島まで全国から寄せられており、これまで約1300万円(5月28日現在)が集まった。母、弘子さんは「守る会の活動が始まる前、俊隆は『みんなに迷惑かけていいのかな』と心配していましたが、今は『手術を受ければ生きられる。もう一度、学校に通いたい』と話しています。体はしんどいようですが、心は元気になっているようです。みなさんの協力に本当に感謝しています」。
しかし、目標額まであと約7700万円。同会事務局の龍神宏樹さんは「とにかく先立つものが必要。すでに募金してくれた方も、何とか協力を」と呼びかけている。
募金の振込先は郵便局(口座番号00980ー9ー330281)、紀陽銀行本店(口座番号 普通1292831)、いずれも口座名は「としたか君を守る会」。また、街頭募金、ビラまき、ホームページの充実などを手伝ってくれるボランティアも募っている。問い合わせは守る会(073・423・8377)。
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