創造大否決で旅田市長辞職
8月25日 市長選挙に
        
辞職した旅田卓宗和歌山市長 公約としてきた公立和歌山創造大学(仮称)の設置関連議案が7月4日、和歌山市市議会で否決されたことで、旅田卓宗市長が辞表を提出、受理された。選挙は8月25日の予定で、旅田氏は出馬を表明。既に名乗りを上げている山下大輔氏、前岡正男氏、永長敏昭氏の3人も立候補を予定、ほかにも候補者を出す動きがあるため、混戦が予想される(7月8日現在)。
 この日行われた市議会では、大学設置関連議案が賛成九票、反対22票、白票9票で否決。直後に波田一也議長に辞表を提出した。波田議長は「創造大だけが公約ではない。任期をまっとうすべき」と求めたが、旅田氏は「大学の必要性は認識してもらえたが、財源などで理解を得られなかった。辞職し市民に信を問う」と話した。
 創造大に関しては、1999年1月の市長選で大学構想を公約の1つとした旅田氏が当選。当初は和歌山市直川地区に設置する方向で進めていたが、昨年2月に丸正百貨店が破綻後、8月に丸正の建物を活用する案に変更、今年5月には和歌山市議会の承認を条件に周辺1市9町が一部事務組合の設置に合意していた。
 しかし、旅田氏は丸正跡地の買収期限が迫る今議会前に、「設置案が否決もしくは継続審議となれば辞任する」と明言しており、この日の辞職に至った。
 旅田氏が再選すれば、任期は来年1月16日のため、5カ月以内に再び選挙となる。1回の選挙費用は1億円を軽く超えるため、「現時点での税金の無駄遣い」との批判もある。なお、他の候補が当選すれば、任期は通常通り4年間。

写真=辞職した旅田卓宗和歌山市長)