せっかく助かった命、幸せになってほしいーー
和歌山大学附属小学校5年A組の子どもたちが、教室で世話している子犬の飼い主を探している。
この子犬は6月初旬、同校の教職員用駐車場でケガをして血だらけになっていたのを調理員が見つけ、動物病院に運び込んだ。からだには数カ所、他の犬に咬まれたような傷があり、危ない状態だったという。行き先がなく、しばらく病院で預かってもらっていたが、同じころ、5年A組の生徒が目がまだ開いていないくらいの小さな捨て猫を見つけ、同じ動物病院に連れていった。そこで犬の話を聞いた子どもたちは「クラスで一緒に世話をしよう」と決めた。
マロンと名付けられた子犬は、雑種のメス犬で、現在生後4カ月くらい。昼間は学校で、夜は児童や担任の石本倫章教諭が自宅に連れて帰り、世話をしている。「マロンが来てから賑やかになった」「よく笑うようになった」とすっかり子どもたちになつき、元気になったマロンだが、クラスでは「今後どうすればよいか」について話し合いを重ねた。
「このまま学校犬として飼えないか」という声も多かったが、「マロンの幸せを考えると大切にしてくれる飼い主を見つけた方がいい」と、ポスターをつくったり、周囲の人に聞いたりして、飼い主探しを始めた。石本教諭は「子どもたちは寂しいかも知れませんが、せっかく助かったのだから、幸せになってほしいという思いが強いようです」。子どもたちは「きちんとしつけをしてくれる人、責任を持って飼ってくれる人にマロンを渡したい」と呼びかけている。
問い合わせは同校、石本教諭(073・422・6105)。
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