本居宣長の足跡たどる
和歌山市立博物館で特別展
重要文化財含む92件218点紹介
 江戸時代後期の国学者、本居宣長にスポットを当てた夏季特別展「本居宣長と和歌山の人々〜和歌山国学人物誌」が和歌山市立博物館(同市湊本町)で開かれている。8月25日(日)まで。
 1792年、紀州藩師に採用された本居宣長はたびたび和歌山を訪れ、門人育成に尽力した。彼の後継者、本居大平も多くの弟子を育て、巨大な学術集団を形成、門人の中には自然科学者の畔田翠山や女流画家の川合小梅など国学から遠いと思われる人物もおり、城下町和歌山に大きな影響を与えた。
 今回展示するのは国指定重要文化財9件15点を含め、92件218点。宣長61歳の自画自賛像、宣長が使っていた矢立やしおりのほか、和歌山での足跡を示す資料を集めた「和歌山と宣長」、大平の残した絵画墨蹟資料、大平懐紙詠西浜御殿藤棚、大平書状紀伊国造宛書状を公開する「後継者大平」、藩主徳川治宝、藩の重役、伊達千広ら、宣長、大平に教えを受けた人々の業績、遺品を展示する「国学を継ぐ人々」の3コーナーに分けて紹介する。
 一般600円、高大生400円、小中生200円(高校生以下は土曜日無料)。時間は午前9時から午後5時まで。問い合わせは同館(073・423・0003)。
 また、特別展に関連した講演会を次の日程と内容で開く。時間はいずれも午後1時半から。聴講無料だが入館料は必要。
 7月27日(土)=「本居宣長の生涯」と題し、本居宣長記念館の吉田悦之研究員が解説▽8月3日(土)=「国学を継いだ和歌山の人々」をテーマに市立博物館の寺西貞弘館長が話す。