都市と農村との交流や、Iターン促進を考える「第一回新ふるさと推進委員会」が7月16日、和歌山市湊通丁北のアバローム紀の国で開かれ、Iターン者や地域づくりに取り組む委員が活発な意見交換を行った(写真)。
同委員会は過疎化や高齢化の進む地域を活性化する方法としてIターン促進や観光振興を考えようと立ち上げた。第1回目となるこの日の委員会では、委員13人が自らの活動を紹介し、定住促進などの課題を語り合った。
県の体験型観光の推進に協力している刀根浩さんは「体験型観光は全国で進んでいるが、既に勝ち組、負け組が出ている。ただ旅人に体験させるのでなく、地域の人の生きざまを知ってもらうことが大切」と発言、地域の資源をコーディネートする人材確保の必要性を説いた。
数多くのIターン者が住む那智勝浦町色川地区の村山彰男さんは「色川の場合、Iターン者が多くて入りたくても入れない。国の減反政策に逆行するが、復田をすれば新しい人材を受け入れられるはず」と主張し、「環境保全型の農業を前面に打ち出すことで都会の人を引きつけられる」と提案した。
また、求人情報誌『IターンUターンビーイング』編集長の小山智通さんは、都会に住む人の地方暮らし志向の高さをデータで紹介した後、「Iターンは受け入れる側の電話の応対などちょっとした態度で地域の印象が決まってしまう」と課題を指摘した。
委員会の発言に対し、木村良樹知事は「都会には今と違うライフステージを考えている人は多いはず。これまで以上に都会の人をひきつけるPR方法を考えないといけない」とコメントとした。 |
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