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| 12歳の恋心を短歌に |
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楠見小6年3組
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素直な気持ち詠む
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好きな子に 特に悪口 悪口を 言ってしまうよ それはどうしてーー。和歌山市大谷の楠見小学校6年3組(37人)の児童が“恋”をテーマに短歌を詠んだ。どの作品にも12歳の素直な気持ちが盛り込まれており、稲垣紀子校長は「今の子どもはなかなか本音が言えませんが、この短歌は自分の言葉で自分の気持ちを語っている。子どもたちの心の奥が見られました」と喜んでいる。
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6年3組では、クラブや遠足などをテーマにこれまでも短歌を作った経験はあった。5月中旬、昔の人がラブレター代わりに短歌を詠んでいたことを国語の授業で勉強し、“恋”をテーマに作ってみようと担任の大倉恵美子教諭が提案した。
「最初はちゃかす子が出て、教室がわーっとなるかな」(大倉教諭)と心配したが、取り組む姿は真剣そのもの。ただ、友達に見られないよう全員がノートを立ててその中で書き、提出する際はノートにはさんで先生のところへ持ってゆく念の入れよう。
天満一行くんは「恥ずかしかった。五・七・五・七・七の中に気持ちを入れるのが難しかった」、一方、中内柚里さんは「簡単だった。出来にも満足」とにっこり。また、水野晃大くんは「一応気持ちは書けた。将来、自分が告白する時に短歌はつくらないが、もし短歌をもらったら返歌を書く」。
完成した短歌はいずれ劣らぬ力作ぞろい。「最初は 何じゃこいつ と思った だけどまあまあ 気にしてるかも」「なんだろう 君を見るたび はずかしく ふと気がつくと 好きになってた」「今僕は 心の中で 君のこと リンゴのように 好きになったよ」
短歌は同校の玄関に掲示されているが、児童から「名前は出さないで」と強い要望があったため、“詠み人知らず”としている。
大倉教諭は「顔を真っ赤にしながら詠んだ子もいました。男の子は自分の言葉で、女の子は『彼氏になって』など現実的な願いや、歌謡曲の詞に出てきそうな内容が多かった。遠足の作文などは“実況中継”的なものが目立つが、三十一文字に自分の気持ちが入ってました」と話している。
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