県民映画祭で『さまちゃれ』
根本銀二監督ら来場
         
質問に答える根本銀二監督(左)と林宏美さん 県民映画祭が9月20日、県民文化会館で開かれ、「さまちゃれ〜泣かないで、マンドリン」を上映。根本銀二監督の舞台挨拶と、作品のモデルとなった長野県の専門学校生、林宏美さんのマンドリン演奏が行われ、訪れた200人が楽しんだ。
 「さまちゃれ」は肥満を理由にいじめられていた中学生が、老人施設でのボランティア活動でお年寄りとのふれあいを通し自己を克服してゆく実話をもとにした作品。マンドリンが得意だった中学生は高校入学後、お年寄りに感謝の気持ちを表そうとコンサートを開く。出演した子どもたちはすべて地元公募で、約700人のエキストラも市民が参加した。
 上映前の記者会見で根本監督は、「原作を読んだ時、“立ち直っていくドラマを見てほしい”と思った。出演者が素人という難しさはあったが、いじめから立ち直っていく時の内面の努力や、細かなセリフの言い回しまで、子どもたちとディスカッションを重ねながら作った。その成果が出た」と語った。また、林さんは「いじめでつらかった時、部活やボランティアで出会ったお年寄りが支えになったが、一番身近で支えていてくれたのは家族です。親は子どものためになんでもできるんだと感じました。この映画を同世代の苦しんでいる人たちに見てほしい」と話していた。

写真=質問に答える根本銀二監督(左)と林宏美さん)