友ケ島にバイオトイレ
汚泥出ず 環境に優しい
         
改修したトイレ=右=と新設した障害者用トイレ くみ取り式で「くさい、汚い」と評判の悪かった友ヶ島のトイレが生まれ変わり、4月1日から利用できるようになった。
 新しいトイレは、船着き場前の野奈浦公園と池尻浜近くの池尻広場、キャンプ場近くの南垂水広場の3カ所に和歌山市が設置した。いずれも杉の間伐材(杉チップ)を利用した自己完結型循環式(バイオ)トイレで、汚泥を出さず、し尿を水と二酸化炭素に分解するのが特徴。
 市観光課は、「バイオトイレを設置したのは市内はもとより近畿でも初めてでは」と話す。同様のトイレは1999年に木曽三河公園に仮設されたほか、2000年には富士山五合目に登山期間中の限定で設置(02年から常設)されており、においがほとんどなくなると評判を呼んでいる。
 野奈浦公園は、既存のトイレを改修しただけでなく、隣りに身障者トイレを新設。池尻広場と南垂水広場はそれぞれ新設し、従来のトイレは撤去した。工事は今年1月から3月まで。総事業費は約5200万円。
 同課は「これまでは、年に1、2回くみ取り、海洋投棄していましたが、海洋投棄が禁止になったのと、1回の投棄に250万円以上かかることから新設しました。環境にも観光客にも優しいトイレになりました」と説明している。

(写真=改修したトイレ=右=と新設した障害者用トイレ)