新型肺炎の症状は?
急な発熱 呼吸困難
   新型肺炎と呼ばれるSARS(重症急性呼吸器症候群)がアジアを中心に猛威をふるっている。日本ではまだ4月10日現在で発症例はないが、世界では8日現在で19の国・地域で、延べ2671人の感染、103人の死亡が確認された。和歌山市保健所は「発生が報告されている国へ渡航し症状が出た人は、まず医師に電話で相談を」と呼びかけている。
    
対象地域 渡航後の発熱注意
    
 SARSは中国の広東省・山西省、香港、シンガポール、ベトナムなどアジア諸国を中心に発生が報告されている新型感染症。特徴は、「38度以上の急激な発熱」「せき、息切れ、呼吸困難など」で、発症前10日以内にSARSの発生が報告されている地域に旅行した人か、SARS患者を看護したり、近距離で接触があった人、また、患者のくしゃみや鼻水、体液に触れた人が対象となる。
 感染者の約半数は中国から報告されている。原因は新型ウイルスの「コロナ」と認定されたが、4月10日時点では、効果的な治療法は確立されていない。抗生物質が効かないため、治療法を模索しているのが現状だ。そのため、発症による死亡率は4%近い高率となっている。
 同保健所は「現在、感染が伝えられているのは、中国を始めとするアジア地域とカナダのトロント。その他の国では二次感染はみられておらず、日本では検疫を強化しているため過剰に反応することはない」と話す。
 ただし、「潜伏期間は2日から7日、長くて10日程度と考えられるため、症状が出る前の10日間に対象地に渡航した人は、医師に電話連絡のうえ診察を受けて下さい」と注意を促している。
 なお、WHOは4月2日、香港、中国広東省への「不要不急の旅行の延期を考慮する」よう勧告している。
 問い合わせは和歌山市保健所(073・433・2261)。

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