安全な野菜 届けたい
東組 調理くずから土壌活性剤
         
調理くずから1日で土壌活性剤生産 土木、建築から建築廃材のリサイクルまで手がける東組が、安全な農作物を消費者に届けようと無農薬野菜の専門店「オーガニックマルシェ」を立ち上げた。無農薬・無化学肥料の有機栽培に取り組む農家と契約し宅配サービスを行う。
 同社は昨年末、調理くずなどの生ゴミを有機発酵させ液化し、土壌活性剤とする装置を導入。ロイヤルパインズホテルや八幡台小、木本小などから出る調理くずを回収し加工している。現在は1日に約500キロの生ゴミを回収、それを同量の活性液にしているが、処理能力は1日1トンある。
 東宗弘専務は「とにかく安全な野菜を作るには、土作りから」と話し、実現に向け自然の生態系を十分活用した循環型農業に着目。「本来の健康的な野菜を消費者に届けたい。まず、農家に理念を理解してもらい、共に歩みたい」と話す。
 いまはまだ完全なリサイクルは実現できていないが、いずれは「家庭や食品を扱う企業から出る生ゴミで液体の土壌活性剤を生産。それをベースに肥沃な土地をつくり、そこで生産した野菜を家庭や企業で消費してもらう循環型を実現したい」と考えている。
 なお、オーガニックマルシェは現在店舗はないが、今年中に開設予定。問い合わせは同店(フリーダイヤル0120・089・184)。

写真=調理くずから1日で土壌活性剤生産)