日本アマチュアボクシング連盟ほか主催の同大会には全9階級に約100人が出場。ライト級には11人がエントリーし、過去の実績などでA、Bの2グループに分け、トーナメントを実施した。
サウスポーの木村選手、大会では得意の左ストレートがここ一番で決まった。初戦を1ラウンド1分11秒のRSC勝ちで飾ると、2年前の優勝者、天野琢磨選手との準決勝は2ラウンド45秒、昨年の覇者、橋本幸人選手との決勝は2ラウンド2分40四秒でいずれもRSC勝ち、圧倒的な強さを見せた。
同ジムチーフトレーナーの小倉昭彦さんは、「ハードパンチャーではなく、タイミングを計って打つボクサー。カウンター気味のパンチが決まりました」と落ち着いた試合運びを評価。木村選手も「緊張していると視野が狭くなり、リングが小さく見えるんですが、今回は大きく見えました。全ての試合で会心の一撃が決まりました」と振り返る。
念願の優勝に周囲も大喜び。大阪体育大学に入学し、ボクシングを始める際に猛反対していた父親からは「今まで食べたいもの、したいことを我慢して、よう頑張った」とねぎらいの言葉をもらった。また、担任する2年2組の生徒たちは大きな拍手で迎えてくれたそうで、「去年は青タンができていたので、『今年はきれいな顔してるな』と言われました(笑)」。
木村選手が次に見据えるのが9月の全日本社会人選手権、そして来年の全日本実業団選手権での連覇だ。 |