和歌祭 16000人が堪能
渡御行列に900人参加
      
矢よけから始まった母衣の演技 400年近く前、徳川家康の霊をなぐさめる目的で始まった和歌山市の和歌祭が5月18日、和歌浦地区で開催され、900人にものぼる渡御行列が繰り広げる芸を1万6000人の観客が堪能した。
 近年は規模が縮小されることが多かった和歌祭だが、3年前から地元、和歌浦の若手が復興に立ち上がり、消滅しかかっていた各種の芸の継承に取り組んでいた。
 祭は午前11時、東照宮からの神輿おろしで開始。威勢良いかけ声とともに、180人が神輿を大きく揺らしながら階段をかけ下りた。
 午後からは東照宮から和歌浦漁港、あしべ通りを回り東照宮までの渡御行列。家康が秀吉に勝利したときに餅をついたことで伝わった「餅搗踊」、戦の勝利の喜びと祝賀の意味がある「雑賀踊」、矢よけ用具から発展した「母衣(ほろ)」、喜怒哀楽をあらわす「百面」など、それぞれ意味のある芸を披露しながら、約3時間に渡り練り歩いた。

写真=矢よけから始まった母衣の演技)