読者の皆さまに支えられて40年。感謝の念とともに、身の引き締まる思いは年輪を重ねるごとに強くなる一方です。特にメディアの多様化によって情報があふれ、また活字離れなどと新聞をとりまく環境は決していいとは言えませんが、ニュース和歌山は皆さまに可愛がっていただいていると自負しております。
暮らしに役立つ情報源はもちろんニュース和歌山だけではありません。「ニュース和歌山は暮らしに役立つ新聞です」と大声をあげてみてもだれも振り返るひとはいないでしょうが、40年言い続けてきました。ニュース和歌山は暮らしのなかに着実に根付いてきていると実感しています。これは、「公平であるか」「品位があるか」「真実であるか」「平和をめざすものか」というニュース和歌山の理念のもとに、40年間変わらず紙面づくりに励んできた結果だと考えています。
一方で、一般的に新聞を読む時間は減少していると言われています。必要な情報を得る手段として、インターネットなどデジタルツールは確かに便利で迅速に情報を得ることができます。「なぜ便利か」考えてみますと、画面上にある情報が必要であるかどうかはツールが判断し自分は考える必要がないからです。無駄な情報を目にすることはありません。しかし、このツールが判断した無駄な情報は本当に無駄でしょうか。自分が判断するためには、時間をかけてある程度目を通す必要があります。そこに新しい発見があるかもしれません。
今、地域のまちづくりは、デジタルツールが「不可能である」と判断したことを実現していかなければいけない時代、インターネットで検索してもありえないことを実行していかなければならない時代であると私は考えています。
ニュース和歌山は、時代を深くみつめ、地域のまちづくりに貢献できるアナログツールとして、また暮らしに役立つ情報をより多くの読者の皆さまにお届けできるよう、社員一同頑張ってまいる所存です。より一層のご支援をお願い申し上げます。重ねて、読者の皆さまの温かいご支援により40年を迎えられたことに深く感謝申し上げます。 |