セーリング競技 佐竹・吉迫ペア
和歌浦からアテネ切符
「メダル見据えて練習を」
        
吉迫=左、佐竹両選手 和歌浦を拠点にアテネ五輪出場を目指していたセーリング競技470級の佐竹美都子(27)、吉迫由香ペア(24)=島精機製作所所属=が、5月10日から5月16日までクロアチアで開かれた世界選手権で日本勢トップとなり、五輪出場が内定した。
 京都出身の佐竹選手と広島出身の吉迫選手は、同志社大学の先輩後輩。2001年にペアを組み、翌02年から和歌浦の海を中心にトレーニングに励んでいる。外国人に比べ小柄なため、筋力を必要とする強風時に課題はあるが、軽風時の走りは世界トップクラス。
 5月21日に帰国した2人は早速、県庁で記者会見。佐竹選手は「出身地の違う私たちを、“和歌浦からアテネへ”とサポートしてもらい、結果を出すことができました。心から喜んでいます」とあいさつ。
 日本代表最終選考となった世界選手権について、吉迫選手は「軽風だった予選で世界に通じると実感した。決勝は10メートルぐらいの風が吹き、15番目ぐらい。この辺を底上げしないと」。ただ、アテネは軽風と言われており、雜賀秀夫コーチは「風は平均6メートルとのデータがある。データ通りなら十分戦える」と自信をのぞかせる。
 470級は1996年のアトランタ五輪で木下アリーシア、重由美子ペアが銀メダルを獲得するなど、3大会連続で日本女子が入賞している。
 本番まで2カ月あまり、吉迫選手は「弱点を克服し、絶対にメダルを獲るんだという気持ちでやってゆきたい」、佐竹選手は「最もメダルに近いと認識されている470級の代表選手として、やるべきことは分かっています。メダルを見据え、自分たちのできることをすべてやりきりたい」と話している。
 2人のアテネ出場は5月29日に開かれる日本セーリング連盟理事会で正式に決まる。

写真=五輪出場を決めた吉迫=左、佐竹両選手)