FPのお金あれこれ 秋の特別企画〜生命保険の不思議(2)
        
掛け金の秘密
        
 このコラムを読んでいるほとんどの方が、生命保険 に入っていると思われますが、「掛け金なんて、どこの保険会社でも同じでしょ!」なんて思っていませんか? まずは、掛け金の仕組みから…。
 例えば、一般消費者に「くじ」を販売して皆からお金を集め、当選した人に還元するのが「宝くじ」ですよね。しかし、当選者に集めたお金を全額還元してしまうと、販売スタッフの給料や所ジョージさんのCM出演料が払えません。つまり、当選額+経費以上のお金を集めないと成り立ちません。
 生命保険の場合も宝くじと非常に良く似ています。多くの契約者から集めたお金(掛け金)をストックしておき、実際にお亡くなりになった遺族に支払うため、掛け金の合計と支払った金額が等しくなければならない「収支相当の原則」という考え方が原点となっています。
 では、職員の給料や手当てなどの経費は何処から捻出されているのでしょうか? ここが、宝くじと違うところです。集めた掛け金から経費を使ってしまうと、当初約束した保険金が支払えなくなりますので、その経費を掛け金に上乗せしています。
 また、集めた掛け金は直ちに全額支払う訳ではないので、各保険会社なりに有価証券投資や不動産投資などで運用しているのですが、「最低、これくらいで運用できるだろう」と考えた利率を掛け金から割り引いています(予定利率)。
 結論。掛け金は経費と割引率(予定利率)で違ってきます。実は、同じ内容でも保険会社によって1〜2割も差があることを知っていましたか? 同じ内容なら、高いほうが良いですか? 安いほうが良いですか?(ファイナンシャル・プランナー 濱口道和)

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