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| 和歌山芸術文化支援協会は、アーティストが一定期間滞在しながら創作活動し、その過程に地域住民が参加体験するアーティスト・イン・レジデンス事業を広く知ってもらおうと、「Touch the Art/アーティスト・ステイ@和歌の浦アートキューブ」を企画。9月13日(水)から12日間に渡り、アートキューブを舞台に、創作活動の公開、作品展示、アーティスト・トークを展開する。迎えるアーティストはホスピタル・アート活動をする大阪の森口ゆたかさん。同協会理事長の井上節子さんは「できた作品を評価するのでなく、みんなでつくることを大切にした取り組みです。たくさんの人に参加してほしい」と呼びかけている。 | ||||
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同協会は「アートは人やまちを元気にする」をコンセプトに、5年前から活動。近代美術館での展覧会やワークショップ、地域交流音楽会、学校訪問などを通し、アートをより身近に楽しく体験できる機会を提案してきた。2004年には県のフロリダ州芸術家交流事業の委託を受け、同州の芸術家クララ・ガルシア・マクリーンさんの2カ月間に渡るアーティスト・イン・レジデンスを実施した。「作家が長く滞在し、制作過程を公開することで市民とふれあい、地域にとけ込んでいける。関心のなかった人にアートと出合える機会を与え、地域が活性化する。一方、作家もその土地や人々からエネルギーをもらい、次の制作につながってゆく」と井上さん。交流事業で得た成果を次に生かしたいとの思いが、「Touch〜」の企画につながった。 今年春ごろから企画を具体的に進めていく中で森口さんの活動に着目、協働を依頼した。大学で絵画、彫刻を学んだ森口さんは作家活動と並行し、医療や福祉の現場にアートを採り入れ、患者や家族の心を和らげるホスピタル・アート活動のNPOを立ち上げ、大阪や兵庫の病院で展開している。 今回は「ホスピタル・アートってなあ〜に」をテーマにかかげ、スタッフ、患者、家族、地域の人が参加できる内容を検討。治療現場として角谷整形外科病院・スミヤ音声言語治療センターを見学した際、「夏祭り」を題材にグループ治療をしていたことにヒントを得て、アトリエをヨーヨー釣りの水槽に見立て、中に入れる大小様々な球状のオブジェを参加者がつくり、最後に一つにつなげるプログラムを考えた。球には参加者が大切にしている“想い”を付けてもらうことから「想い玉」と名づけた。 「“想い”は、自分にかかわりのある写真や手紙、あるいは絵を描いたり色を塗るのでもいい。“自分”をその球で表現してもらいたい。1つの会場に球を集め、最後に参加者の手でつなげることで、すべてに出会いがあり、つながりがあることを体感してもらえれば」と井上さん。「何かを作っていく上での出会いを大切にした取り組みです。出会いの生まれるプロセスが個人個人に何かをもたらしてくれるはず」と話している。 想い玉をつくる場所をベースキャンプとして13日から23日まで和歌の浦アートキューブに開設。スタッフが常駐し、質問に答えたり、想い玉づくりの手伝いをする。自宅や学校、職場でつくる場合は18日までに持参。想い玉には必ず1メートル以上のひも(赤色を除く)を付ける。 集まった想い玉は20日から24日まで展示する。空間全体を作品として表現するインスタレーションを楽しんでもらう。また、23日午後2時から、森口さん、スミヤ音声言語治療センター言語聴覚士の岡美代子さん、県立近代美術館学芸員の寺口淳治さんでアーティスト・トークを開く。問い合わせは同協会(073・454・5858)。 写真=風船に新聞紙や和紙を貼り重ね、最後に“想い”を付ける |
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