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| 和歌山弁について調査する県教委の「わかやまことばの探検隊」が発足した。 隊員 は県内の中高生50人。方言に関心を持つことでふるさとへの誇りや愛着を深めてもらうのがねらいだ。隊員たちはそれぞれが10月末までに10人に取材、結果を持ち寄って冊子にまとめ、発信する。指導に当たる和歌山大学の柏原卓教授は「言葉はその土地の人が話しているのを聞くのが一番。言葉だけでなく、文化も合わせて理解する機会になれば」と期待している。 | ||||
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| ◆県教委「方言のぬくもり感じて」 | ||||
全国的に国語力の低下が叫ばれる中、県教委は短歌や手紙文のコンクールを開いたり、学校図書館や読書活動の充実などに取り組んでいる。そんな中、昨年、県教育長の諮問機関、きのくに教育協議会が「和歌山らしい学びで、郷土を愛する心を」と報告したのを受け、地元の方言を中高生が調べる「ことばの探検隊」を企画した。総合学習で方言を調べる学校やクラスはあるが、県教委として取り組むのは初めて。隊員には中学生26人、高校生24人の計50人が応募。8月9日の第1回セミナーで、和歌山弁に詳しい柏原教授が方言の魅力や調査の中味について解説した。続いて9月2日、3日の1泊2日で紀南を訪れ、旧の田辺市、龍神村、熊野川町のお年寄りを取材。方言はもちろん、手まり歌など地域に伝わる歌や昔話について聞いた。 紀之川中学2年の小畑智輝さんは「最初は緊張しましたが、会話するうちに言葉のキャッチボールがうまくできるようになりました。同じ県内でも、市や町によって言葉が違うと知り驚きました」。また、同中2年の小川浩康さんは「イントネーションは一番遠い熊野川町が和歌山市と一番近かった。また、和歌山市や田辺市では人がいることを“おる”というが、龍神、熊野川では“ある”と表現する。でも、『あんまり使わない方がいいよ』と教わりました」。 隊員の中には、星林高校1年の高垣涼さんのように「中学時代に高齢者と交流した経験があり、方言の調査を通じて、お年寄りといろんな話ができると思って応募しました」と動機を話す生徒も。県立学校課は「方言の勉強だけでなく、世代間のコミュニケーションにもつながる。2日間の調査の練習でも、子どもたちは最初、お年寄りと話すのに苦労していましたが、だんだん上手に話しかけられるようになってきました」と喜ぶ。 今後、50人の隊員がそれぞれ、近所のお年寄りなど10人に取材。名詞、動詞、形容詞などピックアップした約150語について、その地域で使うかどうかを調べる。結果は来年(2007年)3月の研究発表会で報告するほか、特徴的な言葉を冊子にまとめ、中学、高校などに配布する。高垣さんは「おもしろく読め、昔の言葉をよみがえらせられるような冊子に」、小川さんは「『こんな言葉があるんだ』と知ってもらえるように」、小畑さんは「方言の分布図なんかも入れたい」と意気込む。 さらに、冊子だけではアクセントやイントネーションが伝わりにくいことから、声の出るホームページの作成を検討している。県立学校課は「子どもたちが単に方言集を見て勉強するのでなく、それぞれが地域の人の話を直接聞く。それによって、和歌山弁のぬくもりを感じてもらえれば」と話している。 写真=各地域の方言についてお年寄りの話に耳を傾ける中高生(新宮市熊野川町で) |
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