(1)ラグビー精神で人間育成

トライ理事長 饒平名(よへな)雅弘さん(48)


        

-------ラグビーを通した人づくりを目標に「トライ」を結成しました。
 今の自分があるのはラグビーのお陰。その恩返しをしたいと、ラグビーでつながりのある仲間と昨年(2005年)9月に立ち上げました。和歌山のラグビーを盛んにしたいという気持ちで動いています。ただ、ラグビーだけを100%追いかけるのではなく、その精神を基本に、最終目標は全人的な人間を育むことにおいています。
-------最初の事業は昨年12月、神戸製鋼で活躍した林敏之さんのラグビー寺子屋。また、9月2日には大学ラグビーの強豪、大東文化と帝京の試合を開催しました。
 いずれも高校生が主な対象で、寺子屋は、第一線を経験した人から直接指導してもらい、ラグビーにかける熱い話を聞け、得るところは多かったはず。また、先日の大学生の試合は、スクラムやタックルでぶつかり合う音と姿を実感してもらえましたし、試合後は大学生がラグビー教室を開いてくれ、直接指導を受けられました。
-------9月はラグビーカーニバルとの位置づけで、大学生始め大勢が和歌山市を訪れました。
 私は市商店街連合会の会長を務めていますので、市の活性化は重要な課題。今回は帝京大が5泊するなど延べ300人以上が和歌山市に泊まった計算です。気候温暖な和歌山は、大会や合宿を誘致できる可能性は大きい。それが有名チームや人気選手であれば、取材陣やファンも来ますから、大きな経済効果が期待できます。
-------ラグビー以外の事業も進みつつあります。
 メンバーの岩崎安伸さんは神戸製鋼のチームドクターで、医学的見地からフォームまで含めたアドバイスをしてもらえます。そんな講座を7、8月に開催しました。また、9月末から半年間、県から委託を受けた「平和で明るい社会づくり講座」を予定しています。ほかにも、更生保護や薬物からの回復支援など種々の事業を盛り込んでいます。
-------ラグビー女子チームの支援を計画に入れています。
 今はそこまで手が回っていませんが、将来、ぜひ実現したい。今後は、社会人チームによるラグビー教室や試合誘致を考えています。とにかく力を付けながら、一歩ずつ進んでゆく考えです。