「大きくなって帰ってきてね」
園児が稚魚2000匹放流

     
 和歌山市道場町のおのみなと幼稚園の5歳児135人が9月15日、マリーナシティ海釣り公園でタイとイサキの稚魚を放流した。
 海の生き物に興味を持ってもらおうと同公園が3年前から実施している。放流したのは県北部栽培漁業センターから譲り受けたタイとイサキ合わせて約2000匹。ともに全長6センチ程度で、魚の入ったバケツを受け取った園児たちは「かわいいなぁ」「ちっちゃいなぁ」とのぞき込んでいた。
 この後、同公園職員と先生らに手伝ってもらい海に放した。園児たちは「ファインディングニモみたいにいろんな冒険をして大きくなって帰ってきて欲しいな」と言いながら魚を見送った。
 加藤良美教頭は「自分たちの手で放流した魚の生活を考えると環境学習につながる。生物の成長を学ぶ貴重な機会」。同公園の橋爪浩己さんは「魚の絵を描かせても刺身を描く子どもがいるほど“魚離れ”している現代。魚とのふれあいでなじんでもらえれば」と話していた。

写真=「帰ってきてね」と稚魚を放流する園児