ウォークで街なか再発見
「内川」「エコ」などテーマ別に

     
 街なか散策のウォーキングに最近、「内川」「夜のお城」「環境」「孫市」などテーマを持たせた内容が目に付く。和歌山市は昨秋(2005年秋)、市堀川周辺を語り部の案内で歩く会を主催、約100人の定員がすぐ埋まるほどの人気で、今年は夜の和歌山城を歩く会を企画した。また、ぶらくり丁と片男波でのオープンカフェとウォークで回遊性と滞留性確保を目指すグループや、雑賀孫市にちなんだ場所を巡る団体もある。
             
 和歌山市が昨秋実施した「まちなか語り部ウォーキング」は、和歌山城を起点に京橋から堀詰橋、ぶらくり丁などを回った。市のねらいは「和歌山城の外堀だった市堀川の遊歩道を歩くことで、中心市街地への理解を深めてもらう」こと。見慣れた風景も、川べりの遊歩道から見上げることで、「異なる姿を実感できた」と好評だった。
 市は今年、「和歌山城ナイトウォーク」を企画。ライトアップされた天守閣を様々な角度から見ることで「昼間とは違う姿に、隠れた魅力を発見できる」とPRしたところ、2回計50人の定員に400人以上から応募があった。「親子連れの申し込みがあるなど、5、60代が多いウォークイベントでは異例」と担当者。
 また、環境をテーマにするのは、市民団体ヒューマンカレッジアフターの会(代表=足立基浩和大助教授)。「エコウォーキング・エコ休憩所」として、街を巡ってもらい、そこで一定時間を過ごしてもらうことで活気を呼び込むことを目的に、街なかでカフェとウォーキングを実施する。
 カフェは10月の上下旬に計五日間、京橋と片男波海岸で開く。実施日ごとに「子ども」「映像」「家族」などテーマを決め、ウォークとイベントで盛り上げる考えだ。
 さらに、雑賀孫市のウォークを企画したのは、和歌山市駅周辺を「孫市の街」とアピールしている「孫市の会」(森下幸生会長)。昨年11月、参加者は信長との合戦の際に孫市が血のついた槍を洗ったと言われる手水鉢が残る専光寺、雑賀鉢と呼ばれる兜を作っていた宇治界隈など市駅周辺を巡った。今年は11月3日にバスを利用し、本願寺の本拠があった弥勒寺山(現・秋葉山)と市駅周辺を巡る計画だ。
 このほか、南海電鉄が新和歌浦や和歌山城界隈をテーマにウォークを計画している。
 ウォークのテーマは異なるが、各担当者は「地区の歴史やいわれ、また、環境問題について講義を受けるのもいいですが、実際に歩いて、現場を目にすることで理解はさらに深まる。特に、語り部さんが同行すればなおさら」と口を揃えている。

写真=語り部の説明で内川遊歩道を進む

ウォークイベント
      
★エコ・ウォーキング(7〜9日は京橋の、21、22日は片男波のカフェが起点)▽「キャッスルウォーク」=10月7日(土)午後0時半、3時。こども語り部と城を巡る▽「ぶらくり丁“ツウ”ウォーク」=10月8日(日)午後0時半、3時。クイズを交え歩く▽「カメラウォーク」=10月9日(月)午前9時。城を歩き、撮影した写真でスライドショー▽「和歌浦イキイキウォーク」=10月21日(土)午後1時、4時。1時は塩竈神社など、4時は遊歩道を巡る▽「和歌浦家族ウォーク」=10月22日(日)午前11時15分、4時半。午前は遊歩道清掃、午後は高津子山で夕日。各100円〜250円。希望者は氏名、年齢、FAXか電話番号、ウォーク名を足立さんへFAX(073・457・7723)。
★「『雑賀衆と和歌山』とゆかりの地散策」=11月3日(金)午前9時半。和歌山市立博物館から弥勒寺山、専光寺、宇治。1000円。城フェスタ(073・435・1234)。
★「海風薫る新和歌浦のロマンを歩く」=9月30日(土)午前10時。和歌山港駅から水軒、雑賀崎、片男波へ。当日、和歌山港駅へ。無料。
★「和歌山城界隈を訪ねて」=10月14日(土)午前10時50分。市駅から勝海舟寓居地、吉宗誕生石碑、刺田比古神社、和歌山城など。当日市駅へ。無料。