セレッソ大阪・酒本憲幸 サンフレッチェ広島・駒野友一
和歌山市出身選手に聞く

     
 昨年(2006年)のドイツワールドカップに県出身者で初めて出場したサンフレッチェ広島の駒野友一選手、次代の日本代表をねらうセレッソ大阪の酒本憲幸選手。海南第三中学出身で、今シーズンのさらなる活躍が期待される2人に抱負を聞いた。  (文中敬称略)
     
ふるさとからの応援に感謝
      
駒野友一 1981年7月25日生まれ。小学2年で大野JFC入団。海南三中卒業後、サンフレッチェ広島ユースへ。00年にトップチーム昇格。左右両サイドバックを高いレベルでこなす。
-----2006年はサッカー人生の中でも節目の年だったと思います。
駒野 やはり一大イベントであるドイツワールドカップのメンバーに選ばれたこと、そしてオーストラリア戦の1試合ですが出場できたことは大きかったと思います。内容を見ると、今の自分に足りないものが見えてきました。
-----ワールドカップの際にはふるさと海南のファンから千通近い応援メッセージが集まり、ドイツに届けられました。
駒野 地元でこんなにも応援してくれているんだと分かりました。また、パブリックビューイング(大画面での観戦イベント)にもたくさんの人が集まってくれたと聞き、地元のみなさんに本当に感謝しています。
-----ワールドカップ後、日本代表の監督がジーコからオシムに代わりましたが、引き続きメンバーに選出されています。
駒野 確かにメンバーには選ばれていますが、まだレギュラーに定着できていません。今年は全試合選ばれ、出場できるようにがんばりたい。
-----ジーコの時は右サイドでしたが、オシムになってからは左サイドやセンターバックでも起用されています。
駒野 左サイドは二十歳以下の日本代表などでも経験があります。また、所属するサンフレッチェ広島ではセンターバックやボランチもしたことがありますから、問題はありません。いろいろなポジションを経験することは、今後のサッカー人生に広がりが出ると思う。もちろん右サイドへのこだわりもありますが、与えられたポジションでベストをつくしたい。
-----今年の抱負を。
駒野 昨シーズン、サンフレッチェは調子が悪く、リーグ戦開幕当初から低迷しました。今年はJリーグ優勝をめざしてがんばります。

写真=小学生と初蹴りを楽しむ駒野選手(中央)

   
1年でJ1復帰めざす
       
酒本憲幸 1984年9月8日生まれ。小学1年の時、御坊キックマンでサッカーを始める。海南三中、初芝橋本高を経て、03年にセレッソ大阪入団。ドリブルを武器にレギュラー定着をめざす。
-----所属するセレッソ大阪は昨年J117位となり、今年はJ2での戦いとなります。
酒本 入団して今年が5年目。J1で4年間してきたことを生かし、何としても1年でJ1昇格を果たしたい。
-----J1は2回戦総当たりなのに対し、J2は4回戦総当たりです。
酒本 試合数が多くなる分、自分の出番も増えると思う。そのチャンスを生かしたい。
-----セレッソの本拠地、長居競技場は和歌山からも近いです。和歌山のファンへ向け、メッセージをお願いします。
酒本 和歌山で高校まで過ごし、育ててもらいました。応援してくれる人に常にベストのプレーを見せられるようがんばります。
-----特に自信のあるプレーは。
酒本 ドリブルですね。今年は何よりまずチームのJ1昇格が目標ですが、個人的には駒野さんのように日本代表もめざしていきたい。
     
プロのすごさ体感 小学生が初蹴り
      
 あこがれのJリーガーと初蹴り-----。海南市下津町の同市拝待体育館で1月6日、小学6年生対象のフットサル大会が開かれ、特別参加した駒野、酒本両選手らと試合を楽しんだ。
 主催は、昨年6月のワールドカップの際、同市でパブリックビューイングを実施した有志らでつくる大会実行委。市内の4チーム、合わせて約60人が参加した。
 子どもたちは、駒野、酒本両選手や同市出身の大学生、社会人でつくる海南スターズと対戦。駒野選手が正確なパスでチャンスを演出すれば、酒本選手も得意のドリブルを見せるなど、プロの技を存分に披露した。
 内海・日方子どもサッカーの下井冬弥君は「うますぎて歯が立たなかった」、宮脇駆君は「パス回しが速かった。プロのすごさが分かりました」と脱帽。綛田風矢君は「一緒にやれてプロの技を見られ、いい経験になりました」と笑顔で話していた。