明光通りの2住宅 
登録有形文化財に

     
◆梅本家 主屋 土蔵 納屋・車庫 ◆和田家 主屋 土蔵 塀
        
 和歌山市和歌浦中の明光通りにある梅本家と和田家の住宅が3月16日に開かれた国の文化審議会(石澤良昭会長)で登録有形文化財として答申された。隣接する両住宅は、通りに面する主屋が良く似た重厚で風格ある建築で、明光通りの町並み形成に寄与している。両家の建造物が3件ずつ対象となったことで、県内の登録有形文化財は117件となる。
 梅本家は主屋、土蔵、納屋・車庫の3件が対象となった。主屋は大正2年(1913年)の建設で、入母屋造、桟瓦葺。周囲に下屋庇を巡らせた2階建ての町家。1階が出格子、2階が黒漆喰塗りの壁となっている。
 土蔵は桟瓦葺の2階建てで、主屋と同時期の建築と見られる。納屋・車庫は昭和28年(1953年)の建築で、外壁は主屋同様に黒漆喰塗りで、整った景観を作り出している。
 和田家は梅本家の南側に隣接し、主屋、土蔵、塀の3件が対象。主屋は明治36年(1903年)5月に上棟された2階建ての大規模な町家で、屋根は入母屋造の本瓦葺、下屋庇は正面を桟瓦、両側面を本瓦葺としている。1階の表は出格子、2階は黒漆喰塗りの壁で格子窓がある。内部は床、違い棚、書院を備えた主座敷を始め保存状態は良好。
 土蔵は本瓦葺の2階建て、塀は結晶片岩と瓦と土で構築し、いずれも主屋建築後まもなく建てられたとみられる。

写真上から=梅本家、和田家