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-------和歌浦東照宮を拠点に、400年近い伝統を誇る和歌祭の伝承に取り組んでいる保存会。昨春、青年部の部長に就任しました。
商工祭の一環になっていた和歌祭を地元で開催するため、保存会に青年部ができた1999年からかかわっています。和歌祭は神輿、唐船、連尺、母衣(ほろ)、長刀など60以上の種目があり、演舞しながら練り歩く芸が多数あります。芸ごとに「株」という組織があり、そこが中心となって芸を伝えてきたのですが、中には既に途絶えてしまったり、途絶えかかっている芸もあります。昔の形に戻そうと取り組んでいます。
-------復活はどのようにして。
江戸時代の絵巻や文献、昔のフィルムを参考にしています。絵巻から唐船の幟(のぼり)を再現。また、和歌祭の歌を覚えている人を見つけて歌ってもらい、録音して採譜しました。昨年は相撲取を復活させています。私は摺鉦(すりがね)と太鼓の担当ですが、それぞれ担当する芸を習得し、教えられることを目指しています。
-------今年も新たな取り組みを考えているのですか。
観光に来てくれた人に少しでも長く祭の雰囲気を楽しんでもらうため、5月12日(土)に東照宮とその周辺で前夜祭を行います。昔は1週間ぐらい祭一色だったそうです。前夜祭では、和太鼓や雅楽の演奏、フリーマーケット、夜店、また、子どもたちが太鼓を叩く体験コーナーを設ける予定です。
-------今後の課題は。
株組織で芸を伝えてゆくのは理想ですが、限界もあると思います。株のバックアップのほか、芸を継承してゆく土壌をつくるのが青年部の役割。特に、将来を担う子どもたちに興味を持ってもらえるよう、昨秋、和歌浦小学校の百三十周年記念式典で子どもたちに芸を披露してもらいました。これをきっかけに参加してくれる子が増えればと考えています。また、青年部には百面に使う面を彫るグループがあり、自分で祭の道具を作ることで祭への愛着が深まります。こういった取り組みを通して、出演できることを誇りに思える祭として地域に伝えてゆきたいのです。
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