|
|
||||
|
||||
|
||||
| 初めて来てくれた子どもに最初に話しかける時、今興味を持っていること、好きなことを教えてもらうようにしています。好きな音楽やゲーム、アニメについてでも、好きなスポーツやパソコン、お笑いについてでもいいです。 好きな部分が共通していたら、もちろん嬉しいですが、私がよく知らないことなら、その良さを教えてほしいのです。好きなことなら初対面の私にでも話してくれる時がありますし、私にとっては初めて出会った子どもと話せたこと、そして知らなかったことを教えてもらえたことで二重に嬉しいのです。 スタッフとは話せても、すぐに他の子どもと話せるようになるとは限りません。お互いに興味があっても、直接話すことには慎重なのです。レインボーハウスでは、初めて来てくれた子どもに自己紹介をさせたり、スタッフが他の子どもにわざわざ紹介もしません。自分から名前を尋ねたり自己紹介する子もいますが、「あの子、初めての子なん?」「何て名前なん?」とスタッフに尋ねたり、スタッフが名前を呼んでいるのを聞いて知ることが多いのです。 子ども2人とスタッフで話しても、最初は子ども同士では話さず、それぞれスタッフと話していることがほとんどです。お互いに相手がスタッフと話している会話を聞いて、「どんな子なんやろう」「何に興味あるのかな」と探っているのかもしれません。 スタッフを介した会話で共通の話題があると、時々子ども同士でも話すようになります。そんな機会を重ねることで、スタッフを介さなくても、いつの間にか子ども同士で話したり遊んだりしていることもあるのです。スタッフから「そろそろ子どもだけで話しなさい」と言うことはありません。 最近はあまりしませんが、小学生からスタッフまで一緒にすることの一つが麻雀です。もちろんお金は賭けません。申請した助成金の審査に来られた方と中学生2人と私の4人で麻雀をしたり、「ジャラジャラ」という音を聞いて、近所の畑を耕していたおっちゃんが麻雀に参加してくれた時もありました。年齢も住んでいる所も全く異なる4人が、レインボーハウスで出会って一緒に麻雀をしている様子を見て、私は素敵だと思いました。みなさんは、どう思われますか。 |
||||
| 土井広行 1974年、大阪府堺市生まれ。和歌山大学教育学部在学中、不登校児を支援するクラブ「プラットホーム」で活動。卒業後、レインボーハウスのスタッフ。 | ||||
|
|