山本勝之助商店・山本家住宅
登録有形文化財に

     
 文化庁の登録有形文化財に、海南市阪井の山本勝之助商店・山本家住宅が新たに登録された。県内の登録有形文化財(建造物)は128件になった。
 登録は、山本勝之助商店の事務所、店蔵を合わせて4件と、山本家住宅の主屋、隠居所、赤倉など7件。薬の材料である薬種や、同市の特産品でタワシの材料となる棕櫚(しゅろ)を販売する山本勝之助さんが明治後期から昭和初期にかけて建てた。
 主屋の東側に3階建ての家屋があり、屋根には棕櫚の葉をかたどった鬼瓦をのせている。また、欄間やふすまの引手など細部にも趣向をこらしている。西側には事務所、土蔵造の店蔵と、異なる形の建物が並び、独特の景観を作り出している。隠居所と赤倉は昭和12年(1937年)に建てられ、「丁寧につくられた近代和風建築として貴重」と評価された。

写真=左から事務所と主屋